出生数最少
本日の新聞社説欄に、日本の出生数が本格的な減少局面に入り、昨年は一昨年に引続き戦後最少を更新し、団塊ジュニア世代が出産期を離れ始めた為に出産可能な女性の数自体が急速に減り、今のままでは出生数の減少はどんどん進行していくという記載がありました。このまま少子化を許せば「日本の未来はない」と認識すべきで国を挙げての取り組みが急ぐべきで、従来の少子化対策は現金給付や待機児童解消など子育て支援に置かれていたものが、結婚による出産が大半を占める日本においては結婚しやすい社会をどう実現するか取り組みのポイントになるだろうという主張がされていました。実際独身者の9割が結婚を望み、2人以上の子供を持ちたいと考えているという調査結果もでているらしく、にも関わらず婚姻数は長期下落傾向から脱していないのでその原因を一つずつ解決すべきだという事でした。具体的な提案としては、定収入解決の為に若者の雇用環境を安定させることや行政が出会いの場を積極的にお膳立てすることが挙げられていました。
この社説に書かれていた内容には以前から私も関心を持っており、JCとしても何かできる事は無いかと考えておりました。やはり、私たちが目指している明るい福岡の未来は老若男女が活き活きと生活している社会であるべきでしょう。若者の雇用安定については、緊急の課題でありながらうちの会社もそうですが非常に難しい問題だと思います。高齢化社会を迎えて定年も延長になり社員の高齢化が進む一方で、デフレや不景気で会社の業績も横ばいや縮小傾向で入れたくても若い人材を中々入れる事ができないという会社も多いのではないでしょうか? うちの会社もご多分に漏れず似たような状況で経営上の課題となっております。来年は、若いのを入れると社長とも話しており、増えた従業員の為にも業績アップに向けて頑張っていこうと思っております。そういう事で、雇用の安定については、大きくは国や行政の施策と民間企業の頑張りによる部分が大きいでしょう。JCができるとすればどちらかというと後者の出会いの場の積極的なお膳立てではないかと考えます。JCメンバーの中にもまだまだ独身を謳歌している者もおりますが、ほとんどが社業を担う身なのでしっかりと身を固めて次世代を育んでほしいと願います。自称婚活実行委員長の大山歴代が昨年卒業されましたのでしっかりとその意思を引き継いで頑張ってまいります。また、今年は福岡の私たちの同年代や20代ぐらいの方々がHAPPYにする委員会を設けさせていただきました。委員長を務めて頂く田島君には、福岡の若者が元気にそしてハッピーになる様な活動を自ら楽しみながら行って頂く事を期待しています。何をするのかは良く知りませんが、昨年の準備段階から委員会メンバー全員が非常に楽しそうに集まっているとの報告を受けているので大変楽しみにしています。是非とも理事長チームの守専務理事と川崎、大津の両常務理事にも幸せを届けて頂ければと存じます。さて、社説にはありませんでしたが、就業の問題にしても結婚の問題についてもそうですが、近年の日本人の精神が他力本願というか権利ばかりを主張する人間が増えている様な気がしております。これは若者だけではなく、全ての世代において蔓延している気がして大変危機感を持っております。この件については、後日のブログで改めて書こうと思いますが、少なくとも我々は自らの事ばかりを考えるのではなく、他者を思いやり、やるべき責任を全うする人間でありましょう。
最後になりますが、鶴田さん、宮崎さんお誕生日おめでとうございます。お二人とも今年がラストですね。鶴田さんは10数年のJC暦と豊富な出向キャリアを研修委員会で後輩たちに伝えて欲しいと思っております。宮崎さんは、2年連続の拡大委員会で団塊ジュニア卒業後の福岡JCの為に尽力いただければと思います。お仕事でもワールドワイドに活躍する鶴田さんの「ジャストガレージ㈱」といつも楽しい番組をお送りいただいている宮崎さんの「㈱テレビ西日本」も良い1年になる様に祈っております。